北海道経済産業局は、9月の「北海道百貨店・スーパー販売動向」、「北海道コンビニエンスストア販売動向」、「北海道専門量販店販売動向」の速報をまとめた。百貨店・スーパーの販売額は、9月28日に北海道日本ハムファイターズがリーグ制覇したことに伴う優勝セールや西武旭川店の閉店セールがあったため、前年同月比3・1%増、742億7900万円になり2ヵ月ぶりに前年を上回った。(写真は、丸井今井札幌本店)
内訳は、百貨店が167億8800万円で全店ベースでは前年同月比7・2%の大幅増となり2ヵ月ぶりに前年を上回った。百貨店の品目別では、衣料品が同6・9%増の62億4600万円、身の回り品が同18・8%増の20億3200万円、飲食料品が同4・3%増の47億7000万円とすべての品目で前年を上回った。なお、既存店ベースでは同7・7%増となり、こちらも2ヵ月ぶりに前年を上回る結果になった。
スーパーの販売額は、574億9000万円で全店ベースでは同1・9%増、2ヵ月ぶりに前年を上回った。品目別では衣料品が同1・1%減の35億8500万円、身の回り品も同17・8%減の7億1400万円だったが、飲食料品が同3・0%増の442億9300万円となって全体を押し上げた。なお、既存店ベースでも同1・7%増と2ヵ月ぶりに前年を上回った。
地域別販売動向をみると、札幌市の販売額は381億5300万円で全体販売額の51%を占め、内訳は百貨店119億5700万円、スーパー261億9500万円。百貨店は身の回り品が同2・3%減、スーパーは衣料品が同0・7%減、身の回り品が同15・5%減だったが、百貨店・スーパーとも飲食料品が2%強伸びて全体を引っ張った。全店ベースは同1・3%増、既存店ベースは同1・7%増になった。
札幌市以外の地域の販売額は、361億2600万円で内訳は百貨店が48億3100万円、スーパーが312億9500万円。百貨店は旭川西武の閉店セールが9月30日まで続いたこともあって同28・9%増と大きく伸びた。スーパーの全店ベースは同2・1%増、既存店ベースは同1・5%だった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2809.htm
コンビニエンスストアの販売額及びサービス売上高は、全店ベースで同2・0%増、470億6100万円だった。総店舗数は昨年9月より43店舗増加し(伸び率は同1・5%増)、2908店舗。単純計算すると1店舗当たりの日販は約54万円。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/depart_super/index2809.htm
専門量販店の家電大型専門店の販売額は、全店ベースで同2・2%増の109億1600万円、ドラッグストアは同4・8%増の200億1800万円、ホームセンターは同0・9%増の99億3000万円になった。総店舗数は、家電大型専門店が前年同月と同数の89店舗、ドラッグストアは33店舗増の639店舗、ホームセンターは10店舗増の195店舗になっている。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2809.htm