NTT社宅跡に建設される「仮称・サッポロドラッグストアー旭ヶ丘店」(札幌市中央区南8条西23丁目17番)の大規模小売店舗立地法に基づく住民説明会が、9日午後6時から南円山会館(南9西21)で開催された。付近の住民ら10人が出席、8日の「旭山公園地区センター」(南9西18)の説明会と合わせて19人が出席した。(建設予定地では現在、社宅の解体作業が進んでいる=2016年5月9日午後撮影)
説明会では、冒頭に店舗設置者であるNTT都市開発北海道(本社・札幌市中央区)の担当者が「オープンした暁には近隣の皆様にご利用していただきたい」と挨拶。続いてサッポロドラッグストアーの担当者が、「地域の方々の生活に貢献する店にしたい」と述べた。
その後、店舗の概要説明があり、オープン予定が10月28日であること、店舗面積は1331㎡の1階建て高さ6・5mであること、駐車台数は40台であることなどが報告された。営業時間は、最大で午前7時から午後10時。
敷地には、サッポロドラッグストアーとドライブスルーが可能な飲食店も予定されている。飲食店名は「カフェを予定しているが契約上まだ言えない」(NTT都市開発北海道)として明かさなかった。
交通量調査では環状通と旭山公園通の交差点の混雑度指数が営業開始を見越しても0・43で、混雑が始まる基準値とされる0・9を超えていないことが報告された。また、騒音調査でも空調や冷凍の室外機の音、ドア開閉音などを勘案しても昼間は最大51㏈、夜間は38㏈といずれも第一種住居専用地域、準住居地域の基準値以下になると説明があった。
また、社宅解体で1棟の階段塗装部分にアスベストがあることがわかったため、市に届出をして飛散対策を施し対応していることも示された。
質疑応答では、冬期間の除雪開始時間や災害時の物資供給の対応、室外機の高さ、ポールサインの高さなどについて16の質問が出た。説明会は午後6時50分に終了した。
サッポロドラッグストアーは、店舗名を「サツドラ」としてロゴや店舗カラーを変更することにしているが、店舗面積1000㎡以上の札幌市内店舗としては旭ヶ丘店が「サツドラ」1号店になる。
なお、近隣には「ツルハ旭ヶ丘8条店」(南8西24)があり競争は激しくなりそうだ。