北洋銀行(本店・札幌市中央区)は、4月から制定された「女性活躍推進法」(女性の職業生活における活躍の推進に関する法律)に基づいた行動計画の策定・届出を行い、女性の活躍に関する取り組みが優良な企業として厚生労働大臣認定の「えるぼし」マークを取得した。道内企業でこの認定を受けるのは初めて。13日に北海道労働局で交付式が行われた。(写真は、道労働局で交付された基準適合認定通知書を持つ柴田龍副頭取ら=北洋銀行提供)
認定制度は、女性活躍推進法に基づき定められた基準を満たし、その実施状況が優良な企業を厚労大臣が認定、「えるぼし」マークを交付するもの。基準は「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5項目がある。
北洋銀は、採用面で男女競争倍率が男性16・6倍、女性16・3倍と同程度、女性の平均勤続年数13・3年を男性の18・3年と割ると基準の0・7を上回る0・73、法定労働時間及び法定休日労働時間の合計時間数の平均が12・1時間と基準の45時間未満、管理職に占める女性の割合が11・7%で金融業の平均値基準の7・2%以上、女性の非正社員から正社員への転換、再雇用の実績が転換7人、再雇用2人と実績がある――と5項目すべてで基準を満たしており、「えるぼし」最高ランクの「3段階目」を取得した。
「えるぼし」マークは、Lがデザインされた円の上に輝く星がデザインされており、1段階、2段階、3段階の認定段階がある。色の濃淡と星の数でそれぞれの段階が分かるようになっている。
このマークは、商品や広告、名刺などに使用でき女性活躍推進企業をアピールすることができる。
ちなみに「える」は、Lady、Labour(働く、取り組み)、Lead(手本)などの意味があり、マークの円は企業や社会、Lはエレガントに活躍する女性をイメージしている。