イオン北海道(本社・札幌市白石区)が運営する「イオン余市店」(余市町黒川町12丁目)に、余市町地域包括支援センター「介護総合相談スペースあったか」が開設された。地域包括支援センターが総合スーパー内に設置されるのは初めて。高齢者が気軽に立ち寄れる場として選ばれた。(写真は、2日に行われた開所式=イオン北海道提供)
地域包括支援センターは、高齢者の暮らしをサポートする拠点で、介護や福祉、健康、医療など総合的に高齢者とその家族を支える地域の窓口。余市町では、社会福祉施設を町内で運営する「よいち福祉会」が町から受託して2007年から地域包括支援センターを運営している。
これまで、町内の別の場所で運営していたが、地域住民が集う場で公共サービスを充実させるためイオン余市店内に「介護総合相談スペースあったか」を開設することにした。
2日行われた開所式には、衆院北海道4区選出の中村裕之衆議や嶋保町長らが出席、よいち福祉会の亀屋毅理事長は「道内で地域包括支援センターがこうした総合スーパーの中に開設されるのは初めてのこと。皆様に気軽に立ち寄っていただき、余市町の介護や福祉を支える場になって欲しい」と挨拶した。イオン北海道にとっても店舗内に公共的施設が入居するのは初めてとなる。
なお、名称の「あったか」は、地域包括支援センターの職員が考えた名称で気軽に相談できる「あたたかい」と、こんなところに「あった」をもじったもの。