ホームセンターのDCMホーマック(本社・札幌市厚別区)は、札幌・啓明地区にある「旭ヶ丘店」(中央区南9条西22丁目)を4階建ての都市型ホームセンターに建て替える。旧店舗は既に一時閉店しており、晩秋に新装オープンさせる。(写真は、建て替えられる旭ヶ丘店)
旭ヶ丘店がオープンしたのは、1999年4月で今年が満17年。国有地を三菱地所が落札して商業ゾーンとして貸し出している土地だ。店舗周辺の啓明、山鼻、伏見地区は札幌中心部の閑静な住宅街で、ホームセンターが同店しかないこともあって収益店舗になっている。
しかし、オープン17年を迎えて消費者ニーズも変化、都市型ホームセンターとして新たな販売政策(MD=マーチャンダイジング)に対応したフロア構成とするため建て替えを決めた。
旧店舗は2月28日で閉店しており、この建物を解体して4月中旬から新店舗の建設に入る。新店舗は建築面積4671㎡で4階建て、延床面積は1万1992㎡。1~2階を売場として3~4階は駐車場になる。売場面積は約5600㎡。完成オープンは、2016年晩秋になる。
ホームセンター業界は、本州大手の「コメリ」や「スーパービバホーム」が道内に積極出店を続けている。迎え撃つ道内最大の「DCMホーマック」は、顧客ニーズによりきめ細かく対応、地域密着路線で差別化を図ろうとしている。「旭ヶ丘店」は、その象徴店舗と位置づけられそうだ。