恵庭CC理事長に堰八義博道銀会長が就任、登別CC理事長も

ゴルフ業界

 恵庭開発グループ(札幌市東区)が運営する恵庭カントリー倶楽部(恵庭市盤尻)と登別カントリー倶楽部(登別市上登別)の新理事長に北海道銀行の堰八義博会長(60)が就任した。恵庭CCの理事長はこれまでに堀達也元北海道知事、ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長らが務めたことがある。IMG_4951(写真は、道銀堰八義博会長)

 恵庭CCは、1991年に不動産会社の永豊企業によってオープンした全27ホールのコース。自然林に囲まれたフラットな地形を活かした正統派チャンピオンコースとして知られ、設計は名匠、富澤廣親氏の遺作。
 しかし、97年に北海道拓殖銀行が破綻したことに伴い、拓銀から融資を受けていた同社は経営破綻。債権を承継した当時のRCC(整理回収機構)による任意売却で恵庭開発が取得した。
 
 恵庭開発はコースやクラブハウスを大幅に改修、取得費を含めて約10億円を投じたことにより、名門コースとして復活。これまでに社団法人日本プロゴルフ協会主催のシニア競技大会を2回開催、2009年には第77回日本プロゴルフ選手権大会、13年には日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯も開催された。14年にはニトリレディス大会、15年にはネスレ日本マッチプレー選手権大会も開催している。
 
 恵庭CCの歴代理事長は、元道知事の堀達也氏から12年5月に似鳥氏に引き継がれたが14年9月に似鳥氏が辞任、その後は恵庭開発の柴田和徳会長が理事長を兼務していた。堰八氏は理事を務めていたが、堀名誉理事長らの推薦により22日の理事会で新理事長に就任した。
 
 また、姉妹コースの登別CCの理事長も柴田氏から堰八氏に交代した。同CCは11年4月に恵庭開発グループの傘下に入ったコースで16年9月には第49回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯が開催されることになっている。
 

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