東光ストア(本社・札幌市白石区)は27日、札幌市南区の「藤野店」(藤野2条4丁目)を移転オープンした。旧トライアル藤野店を大幅に改装してリノベーション、築26年の施設とは思えないほど一新されている。(写真は、テープカットに臨む加固正好副会長=左端、楠美秀一社長=右端ら関係者)
新藤野店には、旧トライアル店舗の面影は一つもない。南側の国道側にも出入口を設置して入りやすいようにし、躯体を残す程度で内外装を刷新、照明もレイアウトも変えた。什器、ゴンドラ、冷ケースも全面入れ替えしており、東光ストアの改装では過去最大規模の投資になった。
水産、畜産、惣菜デリカの売場には東光ストアのフェーシング(商品陳列)が導入されており、店内は東光カラーで統一されている。ベーカリーは阪食のFC(フランチャイズ)、スイーツ専門店の「シャトレーゼ」は自衛隊駅前店(南区)に続く2店目のFC展開。2階には直営の衣料、書籍売場も作り売場面積は約802坪と東光ストア最大規模。
(写真は、大勢の買い物客で賑わう店内)
(写真は、惣菜コーナー。東光ストアの店づくりが踏襲されている)
27日午前8時50分から、東光ストア加固正好副会長、楠美秀一社長、高松宏之藤野店店長、ショッピングセンター藤野専門店代表の東進共同水産江場将和社長、一番乗りしたお客の5人によるテープカットが行われた。約200人が行列を作る中で高松店長は、「地域の皆様に喜んでいただけるように従業員一同努力し、末永くご利用してもらいたい」と挨拶した。
午前9時以降には650台の駐車場は満杯状態で入場制限もかけるほど。レジ16台による2人体制でもレジ待ちの列ができた。
同社の楠美社長はリアルエコノミーに「地域一番店を目指し、当社29店舗の中でも最高の売上げを達成する」と新旗艦店への意気込みを話した。