羊蹄山とDCMホーマック  新「倶知安店」オープンまで60日

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 秋空に聳える羊蹄山の麓でDCMホーマック(本社・札幌市厚別区)の大型ホームセンター「倶知安店」(虻田郡倶知安町字高砂91番21ほか)の建設が進んでいる。白い幌を被った建物はほぼ完成、今後は内部の造作などを整える作業に入る。羊蹄の頂上付近が白くなるころ、この店舗はオープンを迎える。IMG_8413(写真は、羊蹄山をバックに建設が進むDCMホーマック倶知安店)

 国道5号線をニセコ方面に走り、倶知安町の中心部を通り過ぎて尻別川を渡ると左手に標高1898mの羊蹄山がくっきりと見える。「DCMホーマック倶知安店」は、この山をバックに目下、急ピッチで建設工事が進んでいる。倶知安町で商業施設が集まっているのは中心部だが、やや離れたこちらにもケーズデンキの倶知安店やパチンコ・パチスロのロイヤル倶知安店、ヤマダ電機のテックランド倶知安店などが並ぶ。
 
 農地だった約2万4000㎡を農地転換、用水路も埋めて商業施設の立地に適するように造成した。工事は春先から進み、現在は写真のように建物の外観はほぼ完成している。施工はホーマックの大型店舗を多く受注している岩田地崎建設(本社・札幌市中央区)。店舗面積は約8000㎡になる見込み。
 
 DCMホーマックは、1994年3月に中心部に近いところで「倶知安店」(南11西1)をオープンさせている。食品スーパーのマックスバリュ倶知安店、ドラッグストアのツルハ倶知安南店とショッピングセンターを形成しているが、新しい店舗が完成するとこちらの旧店は閉店になる見込み。
 
 面積は既存店の倍以上になるため、商圏範囲も倶知安町のほかニセコ町、京極町、真狩村を含む半径15㎞と広く設定。集客見込数も細かく計画されていて、1日当たり倶知安町から約3200人、ニセコ町約500人、京極町約300人、真狩村約200人の合計約4200人と見込む。
 羊蹄の山肌は秋の深まりとともにその表情を変え、頂上付近の薄化粧が一層映えるころ、麓では喧騒の時を迎える。

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