北星信用金庫(本店・名寄市)は7日、札幌地区第二店舗となる「円山支店」(中央区大通西25丁目)を開店する。2009年に出店した「札幌支店」(中央区北2条西4丁目、三菱地所の北海道ビルディング1階)に続く支店で札幌のリテール(個人)の拠点と位置づける。(写真は、7日に開設する北星信金円山支店)
同信金は、昨年9月から大通西25丁目に約630㎡の土地を利用して関係会社である道北信興商事(名寄市)と共同で地上9階建ての支店兼賃貸マンションを建設していた。1階が円山支店で上層階は職員寮と賃貸マンション。建築面積は約360㎡で延床面積は約2078㎡。戸数は28戸。
北星信金は、2007年10月に士別信金と名寄信金が合併して誕生。15年3月期の預金量(平均残高)は2470億円。札幌支店の預金残高は100億円弱と見られ、円山支店でも同様の預金規模に持って行くようだ。同信金が札幌に進出した狙いは、営業基盤である道北の情報を発信して道央圏とのビジネスマッチングを強化、新たな収益基盤を構築すること。
札幌市内に進出している道内信金は地元の札幌信金以外で15信金。支店数が多い順に、北海13、空知・北門8、旭川5、留萌・遠軽・小樽4、稚内3で2は室蘭・苫小牧と今回の北星。北空知、日高、渡島、大地みらいは各1店舗。札幌に進出していない信金は、伊達、函館、江差、帯広、釧路、北見、網走の7信金。