キャリアバンクが「ストレスチェック」支援事業  12月の義務化受け開始

経済総合

 キャリアバンク(本社・札幌市中央区)は、労働安全衛生法の改正に伴い2015年12月から従業員50人以上のすべての事業所に義務付けられる「ストレスチェック」を支援する事業を開始する。厚生労働省準拠の「職場性ストレス簡易調査票」(57項目)に基づくストレスチェックを受託、同社の保健師やカウンセラーによるカウンセリング、電話相談などにも応じる。IMG_7375(写真は、キャリアバンク本社がある札幌市中央区のsapporo55ビル)

 メンタルヘルス対策の充実・強化を目的に義務付けられる「ストレスチェック」は、従業員のメンタルヘルス不調を未然に防止したり、従業員自身にストレスへの気づきを促すこと、またストレスの原因となる職場環境の改善に役立てるのが狙い。14年6月に公布され、今年12月から施行される。

 キャリアバンクは、事業者からストレスチェックを受託して厚労省の57項目の調査票に基づいて質問紙による方法、パソコンによる方法、それらを組み合わせた方法の3つから選択したストレスチェックを従業員に実施にして、結果を本人に通知。産業医へのストレスチェック結果データの提供のほか高ストレス者の抽出、キャリアバンクの保健師・カウンセラーによるカウンセリング、電話相談、さらにその事業所環境のストレス度をチェックして職場環境改善への提案も行う。

 ストレスチェックを義務付けた労働安全衛生法の一部改正では、検査結果は直接本人に通知され本人の同意なく事業者に提供することは禁止され、一定の要件に該当する従業員から申し出があった場合、医師による面接指導を実施することが事業者の義務になる。申し出を理由にした不利益な処遇は禁止される。キャリアバンクはこうしたプライパシー管理も徹底していることをアピールする。また、中国語や英語など外国語対応も可能。

 同社では、「ストレスチェック」、「組織診断・分析」、「カウンセリング(希望者のみ)」をパッケージで受託するほかオプションとして「ストレス耐性テスト」及び「自己申告書」の分析を用意している。詳細は、http://www.career-bank.co.jp/service/stresscheck/

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