札幌商工会議所は21日、北海道経済センタービル8階で会員企業の新製品・新サービス合同記者発表会を開催した。ユニークで競争力のある新製品・新サービスを事前審査で選び、プレゼン講習を経た11社の社長や担当者が5分間の持ち時間を使って自社商品のPRを行った。今年で5回目。(写真は、21日に開催された合同記者発表会)
この催しは、札商会員の中堅・中小企業やベンチャー企業などが開発した新製品・新サービスを複数集めて一気に発表するもの。短い時間で如何にPRするかなどプレゼン能力を高めてもらう狙いと各種のメディアが取り上げることで市場が広がることを期待している。
今年、事前審査で選ばれた11社は、『輸入壁紙を中心にプロがサポートする新しい形のDIYショップ』を展開するアスベックコーポレーション、『耐積雪1・5m仕様の採光性4本柱カーポート』を開発したショーワ、『セミオーダー光電子サポーター』を開発したB.Nフットスクール足の休憩室など。
『女性専用の仮設用バイオトイレ』を発表した正和(せいわ)電工の大黒(おおくに)香那さんは、「オガクズに含まれる微生物がし尿を蒸発と分解で消滅させるもので、畳が付いているデラックス型は着替えや休憩、化粧直し、身だしなみを整える空間もある。工事現場や農作業で女性の活躍の場がひろがっており女性目線で作ったKKL(綺麗・快適・レディ)トイレ」とアピールしていた。
『北海道原料を使った天然ミネラル配合、100%ナチュラル、高機能エイジングケアコスメ』について発表したドゥーサの野口みち代社長は、「サロンでエステティシャンとして働いていた時に自分の体験からケミカル成分を含まないスキンケア化粧品の必要性を実感。5年間で上ノ国町産ブラックシリカと有機ゲルマニウムのマイナスイオンと遠赤外線効果を利用した100%ナチュラルな化粧品を開発したのを機に今年1月に起業した」と開発ストーリーを交えて説明していた。
発表後には各社の社長や販売担当者がブースで新製品・新サービスを紹介、集まった記者たちに特徴や効能、メリットをアピールした。