道経済産業局が4月の「小売業販売動向」発表 スーパー7%増、コンビニ8%増、家電量販12%増 

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 経済産業省北海道経済産業局は10日、4月の道内大型小売店販売動向、コンビニエンスストア販売動向、専門量販店の販売動向をそれぞれまとめた。昨年4月は消費増税で販売額が落ち込んだが、その反動もあっていずれも好調だった。IMG_4331(4月は昨年の反動減から回復、スーパーも堅調だった。写真は、4月11日にリニューアルしたマックスバリュ北32条店)

 大型小売店の販売額は785億500万円、全店ベースで前年同月比7・7%増と2ヵ月ぶりに前年を上回った。一昨年4月との比較でも1・6%増だった。

 内訳は、百貨店が156億4500万円、前年同月比11・3%の2ケタ増。しかし、一昨年との比較では4・3%減で昨年4月の落ち込みから回復したものの百貨店は依然として厳しい状況にある。スーパーは628億6000万円、同6・8%増。一昨年との比較でも3・1%増で飲食料品や身の回り品は堅調だった。既存店ベースが7・0%増となったことは日常的な消費が昨年の増税後の変調から回復してきたことを示している。

 地域別にみると、札幌市は百貨店とスーパーの合計額が406億6700万円、全店ベースの伸びは前年同月比9・5%増、既存店ベースでも同10・7%と大きく伸びた。札幌市以外の地域でも、合計額が378億3800万円で全店ベースが同5・8%増、既存店ベースでも同4・9%増になった。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/daiten/index2704.htm

 道内コンビニエンスストアの販売額は427億5100万円で前年同月比8・0%増と大きく伸びた。既存店ベースでも6・1%増でこの1年間で最も高い伸び率を示した。総店舗数は2868店舗で前年同月より42店舗増加した。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2704.htm

 道内専門量販店のうち、家電大型専門店は97億9900万円で前年同月比12・4%増、ドラッグストアは171億3500万円で同8・3%減、ホームセンターは115億5600万円で同7・5%増になった。ドラッグストアの4月売上げは3月16日~4月15日の統計で昨年4月分には駆け込み需要が一部入っているため、今年の4月分は反動減が出た形。なお、店舗数は家電大型専門店が昨年4月から3店舗増えて85店舗、ドラッグストアは18店舗増えて591店舗、ホームセンターも10店舗増えて183店舗。詳細は、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2704.htm

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