道北アークス小型店『ダ・マルシェ』3店オープン 少人口・小商圏地域で持続可能な運営モデル

流通

 アークスグループの道北アークス(本社・旭川市)は、5月12日(火)から6月3日(水)にかけて道北地域で小型食品スーパー「Da*marche」(ダ・マルシェ)3店舗を順次オープンする。人口3~4千人規模の買い物難民化している地域の食インフラとして出店するものでいずれも空き店舗を利用して出店コストを抑える。IMG_3953(写真は、道北アークス本社)

 道北アークスは、本社のある旭川市流通団地内の旭一市場内に総合物流センター『DaMC』(ダマック=ドーホク・アークス・マザー・センターの略)を3月1日から稼働させている。これは、キョクイチ(旭一)が建主になり道北アークスが賃借しているもので、水産・畜産のプロセスセンターと物流振り分けのトランスファーセンターからなる。
 
 また、5月1日から子会社のナイス・フーズで惣菜製造のデリカセンターが稼働、店舗内のバックヤードで製造する作業負担を減らせる体制が整った。トランスファーセンターにプロセスセンターやデリカセンターで製造された商品とグローサリー商品(生鮮品以外の一般食品等)が集約され、道北アークス各店舗に一括配送するシステムが本格稼働したことに伴い、小型店展開に踏み切ることにした。アウトパック比率が高まることによって店舗のローコスト運営が可能になると同時に少人数での店舗運営もできるようになる。
 
 5月12日は「愛別店」(上川郡愛別町)、16日(土)は「上川店」(同郡上川町)、6月3日は「比布店」(同郡比布町)をオープンさせる。店舗面積は、愛別店が437㎡、上川店は447㎡、比布店は239㎡。駐車台数は20~10台。営業時間は午前8時から午後8時で比布店は午前9時から午後7時。愛別、上川の両店はAコープ店舗跡で比布店は個人商店跡。
 
 3店舗はスマイルセルフレジを導入。商品スキャンは店舗レジ係が行い支払いはお客が精算機で行うもので道南ラルズのスーパーアークス大縄店などに導入されている。愛別店と上川店では、カウンターで淹れたてコーヒーも販売する。

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