野口観光(本社・登別市)の開業50周年記念協賛事業として「東海大学付属第四高校・日胆地区高校選抜合同吹奏楽演奏会」が28日、伊達市の「だて歴史の杜カルチャーセンター」大ホールで開催された。全国吹奏楽コンクールで金賞受賞を重ねてきた東海大四高吹奏楽部の1、2年生50人と日胆地区高校の吹奏楽部選抜1、2年生50人の合同演奏会。野口観光の野口秀夫社長をはじめ父兄や関係者約700人が2時間の演奏を熱心に聴いた。(写真は、東海大四校と日胆地区高校選抜による合同吹奏楽演奏会)
この合同演奏会は、日胆地区吹奏楽連盟の発展を担う青少年リーダーを育成する目的で開催された2泊3日のミュージックキャンプの発表会。昨年4月20日に50周年を迎えた野口観光が周年記念事業として地域活性化に繋がるこのキャンプに全面協力することで実現した。
全国吹奏楽コンクールに1978年から2014年まで連続32回出場し、昨年18回目の金賞を受賞するなど全国屈指の実力を持つ東海大四高の吹奏楽部と日胆地区高校吹奏楽部から選抜された学生がキャンプを通じて刺激し合い、技術や人間力を高め合うのが目的。
演奏会では最初に伊達地区吹奏楽連盟の中学選抜の約60人が演奏。その後、東海大四校吹奏楽部を指導してきた井田重芳氏(北海道吹奏楽連盟理事長)の指揮で日胆地区選抜の高校生と東海大四高による100人の合同演奏が行われ、ワーグナーの『歌劇「ローエングリン」よりエルザの大聖堂への行列』、大石美香の『スプリングマーチ』の2曲が披露された。
最後は東海大四高による演奏で真島俊夫の『コンサート・マーチ「東風」~こち~』や高昌師の『ウインドオーケストラのためのマインドスケープ』など4曲とJ―POPヒットメドレー5曲が演奏された。このヒットメドレーでは、吹奏楽部の部員2人がコブクロの『蕾』を熱唱したりYMCAの曲に合わせて踊るパフォーマンスも行われ、最後は会場に配られたペンライトを皆で振る中を東日本大震災の復興テーマソング『花は咲く』が奏でられた。
(会場には野口観光の野口秀夫社長も顔を見せた=右端)
(吹奏楽部部員による『蕾』の熱唱も披露された)