パチンコホールなどを運営する太陽グループ(本社・札幌市中央区)と同社の東原俊郎社長が、札幌市の「さぽーとほっと基金」に合計1500万円を寄附したことに伴い、上田文雄市長は23日、東原社長に感謝状を贈呈した。太陽グループと東原社長が同基金に寄附するのは6年連続で累計額は9500万円になる。(写真は、太陽グループ本社で行われた感謝状贈呈式。感謝状を掲げる東原俊郎社長=左と上田文雄市長)
さぽーとほっと基金は、札幌市が2008年に創設したもので、企業や団体、個人から寄附を募り町内会やボランティア活動、NPOなどが行うまちづくり活動に助成、札幌のまちづくりを支える制度。
太陽グループと東原社長個人は同基金が創設された翌年から寄附を行い、最初の09年は各1000万円の合計2000万円、翌年以降は太陽グループ1000万円、東原社長が500万円の合計1500万円の寄附を継続している。
過去5回の感謝状贈呈式は市役所で行われていたが、今回は上田市長の意向により太陽グループ本社で行われた。会場となった6階会議室には、パチンコホールの管理者や関連法人の役員など約70人が勢揃い、上田市長は太陽グループと東原社長個人にそれぞれ感謝状を贈った。上田市長は、「6年間続けて寄附をいただき感謝している。社員の方々の前で直接お礼を言いたかった」と述べた。また、東原社長は、「会社を興してから27年間になるが、市のお手伝いができたことを誇りに思う」と語った。
なお、寄附金の具体的な助成先は未定で後日決定される。