「白い恋人パーク」がフィンランド「サンタクロース村」と協力協定を締結

経済総合

4F5A3180a 札幌市西区の「白い恋人パーク」を運営する石屋商事(本社・札幌市)は、このほどフィンランドのロヴァニエミ市にある「サンタクロース村」を運営するロヴァニエミ地域開発と「業務協力に関する覚書」を締結した。同村のサンタクロースが白い恋人パークを訪れて各種のプロモーションを行うなどイベントの相互交流や商品販売で協力する。(写真は業務協力契約に調印する石水氏=右とユハ・セッパラ氏。石屋製菓提供)

石屋商事の石水創代表取締役とロブァニエミ地域開発のマネージング・ディレクター、ユハ・セッパラ氏が10月14日、石屋製菓本社で調印式を行った。ロヴァニエミ市は、フィンランドのラッピ県の県都でサンタクロース村やオーロラ観光の出発地して全世界から年間40万人の観光客が訪れる。サンタクロース村は、村を北緯66度33分の北極線が横切っているほか、サンタクロースのいる郵便局やレストラン、お土産店などで構成され一年中クリスマスムードに包まれている。

札幌市で開催されているミュンヘンクリスマス市に合わせて同村のサンタクロースが2011年から来札、「北極圏のサンタクロース村」としてトナカイの皮や置物などを販売、12年からはサンタクロースが白い恋人パークに来館してパフォーマンスを実施している。

こうした経緯から、札幌市の公益財団法人札幌国際プラザの仲立ちもあって石屋商事がサンタクロース村との業務協力を締結することにした。石屋商事を含めた石屋グループが海外のこうした観光施設と提携するのは初めて。

具体的には、まず11月14~15日にチカホイベント広場で行われるロブァニエミ市のプロモーションに協力、11月29~30日にはサンタクロースが白い恋人パークを訪問して来館者を迎える。また、石屋グループが毎年行っている道内の障害者施設へのクリスマスプレゼントに際してサンタクロースが施設を訪れるサプライズイベントも計画している。
今後、サンタクロース村で販売されている様々な商品やラップランド地方のクリスマス商品などを白い恋人パークのグッズショップで限定販売することも予定している。

白い恋人パークには昨年度約52万人が訪れ、その前の年度より9万人増加した。外国人観光客はそのうちの3割ほどで国別では香港、台湾、中国が多い。12年10月から新千歳とバンコク直行便が開設されたことでタイの観光客の来館者数が最も高い伸びを示している。(写真は、協力契約締結後に握手する石水氏=右とユハ・セッパラ氏。石屋製菓提供)
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