ダイイチの9月度売上高は既存店で2・1%減、4月の増税後2番目の低水準

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IMG_9648 ダイイチ(本社・帯広市)の2014年9月度売上高前年比が2日発表された。それによると、既存店は前年同月比97・9%と2・1%減少、消費増税により4・3%減少した4月以来2番目の落ち込み幅になった。新規店舗を含めた全店ベースでは104・8%と前年同月を上回っている。(写真は、清田店=札幌市清田区)

既存店の売上高は、個人消費の動向を示す指標になるが、ダイイチは4月以降、前年同月を超えたのは5月と8月の2ヵ月。天候不順と消費マインドの後退で9月も97・9%と伸び悩んだ。

 一方、昨年11月に新規出店した2店舗の売上げがオンされて全店ベースでは同4・8%増と堅調に伸びた。ただ、伸び率は8月の9・6%増に比べて低くなった。

 部門別の売上高推移(全店ベース)は次の通り。
■青果 105・3%
■水産 108・5%
■畜産 115・0%
■惣菜 105・5%
■デイリー 102・8%
■一般食品 101・9%
■日用雑貨 91・8%
■その他 101・1%

 同社は9月が決算期で、下期(4~9月)の既存店合計は99・4%、全店合計は106・1%になった。また通期では既存店が100・9%、全店が106・6%となり、既存店は前期(2014年10月~15年3月)の“貯金”が奏功して通期で前年並みを確保した。

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