イオンがダイエーを2015年1月に完全子会社化することになり18年度にも総合スーパー「ダイエー」の店舗名称が消える。イオンは、新しいストアネームを冠する予定だが、道内のダイエー、グルメシティの店舗はイオン北海道、マックスバリュ北海道が引き継ぐことになりそう。(写真は、ダイエー滝川店)
イオンは株式交換方式でダイエー1株に対してイオン株0・115株を割り当て15年1月1日に完全子会社化する。ダイエーが北海道に進出したのは1973年11月。現在のピヴォ(札幌市中央区南2西4)のある中心街ビル内に1号店を出店した。その後は、高橋幸雄氏の率いる高雄ビル開発が大家になって札幌市内に総合スーパーを出店、函館地区ではホリタやボーニモリヤを傘下にして勢力を拡大してきた。
現在は、ダイエー11店舗、グルメシティ6店舗でダイエーは札幌市内に7店舗、岩見沢、滝川、上磯、湯川に各1店舗で道央、道南に店舗配置が集中している。また、グルメシティは函館5店舗、八雲1店舗でこちらも道南のみの展開。
ダイエー店舗は、イオン北海道に継承される見通しで、イオンの総合スーパーとの重複は札幌市内と岩見沢市。札幌市内のダイエー店舗は地下鉄駅と直結しておりイオン店舗は郊外が多いため7店舗はそのまま継承されそう。
グルメシティを継承予定のマックスバリュ北海道は函館地区に2店舗を展開、道南地区は全道展開を図るうえで手薄だったため6店舗継承して一気にシェアを高められそう。ダイエーの北海道の売上高は700億円程度と見られイオン北海道の約1500億円とマックスバリュ北海道の約900億円の売上高を合算すれば、イオン系2社で3000億円を超えることになりそうだ。
イオンが24日に発表したリリースは、http://www.aeon.info/news/2014_2/pdf/140924R_1.pdf
ダイエーの公表リリースは、http://www.daiei.co.jp/pdf/140924_qa.pdf