北央信用組合(本店・札幌市)は16日、建て替えを進めていた「北支店」(札幌市東区北19条東1丁目)が完成したことから新店舗での営業を始めた。北支店は、老朽化のため今年1月から仮店舗で営業していた。北央信組は、老朽化した支店の建て替えを順次進めており、来年度も1~2店の建て替えを計画している。(写真は、新店舗になった北支店)
北支店の新店舗は、旧支店を取り壊して建設していた。面積約550㎡の敷地に1階建ての店舗を新築、バリアフリーで照明にLEDを採用した。来客用駐車場は6台分。
同信組は、1999年に専和信組を母体に共同信組と千歳信組を事業譲受して誕生。その後、2002年に旭川商工信組、06年には室蘭商工信組の苫小牧地区の事業をそれぞれ譲受した。貸出金は2014年3月期で1048億円、ウリを除く道内6信金ではトップ信組。
現在の店舗数は35だが、札幌市内や市外の支店には老朽化店舗が多いため、順次建て替えを進めている。 11年11月に「菊水支店」(札幌市白石区菊水5条1丁目)、13年9月には「美園支店」(豊平区美園3条4丁目)を新築しており、「北支店」はこれに続くもの。
本店も老朽化が進んでいるが、支店を先行させ時期を見て新築する。その際、元共同信組本店跡地で現在は駐車場として使用している遊休地(南1西5)を活用することも視野に入れている。