イオン北海道(本社・札幌市)の前身であるポスフール(同・同)が2007年に発行してイオン(同・千葉市)が引き受けていたA種類株式(優先株式)1850万株のうち1700万株をイオン北海道が取得、その対価として普通株式5100万株をイオンに交付した。20日付で行われたもので、イオン北海道は取得したA種類株式を消却する。
ポスフールは、イオンを引受先として07年にA種類株式を2450万株発行していた。その後、ポスフールがイオン子会社になりイオン北海道に社名変更。A種類株式を持つイオンは今年に入って2月にまず600万株をイオン北海道に買い取り請求しイオン北海道はその対価として普通株を交付した。
残り1850万株のうち今回、1700万株についてイオンがイオン北海道に買い取り請求し、20日付で普通株と交換した。A種類株式は配当が普通株式の3倍のため交付した普通株は5100万株。イオンが持つイオン北海道のA種類株式は150万株まで減った。
これによって、イオン北海道が発行する普通株の総数は1億18万9016株になりイオンの普通株保有数は9941万8000株。イオンへの配当総額は普通株と残り150万株のA種類株式と合わせ2015年2月期の予定で10億3900万円になるが当初の配当予定と変化はない。