帯広と札幌で8月のお盆明けころにドラッグストアが相次いでオープンする。消費増税後もドラッグストア各社の出店意欲は衰えず、競争は過熱している。ドラッグストアは医薬品、化粧品などともに日用品や食品を充実させており、今や半径500m商圏のニーズを取り込む生活雑貨店として利用が広がっている。(写真左はサツドラの帯広西店、写真右はココカラファインの北28条店)
帯広市に出店するのはサッポロドラッグストアー(本社・札幌市)。同社は帯広市内で3店舗を展開しているが、新たに「帯広西店」(同市西15条北1丁目1番地)をオープンさせる。店舗面積は1399㎡。隣接するセブンーイレブンは先行してオープンした。
建物は既に完成、出店準備もほぼ完了しておりお盆明けに営業を開始する。
札幌市内では、横浜市に本社を置くココカラファインの「北28条店」(札幌市北区北28条西13丁目)がオープンを目前に控えている。道内では、ココカラファインのドラッグストアは馴染みが薄いが、スズラン薬局(小樽市)を子会社化しており、スズラン薬局が展開しているドラッグストアの一部を「ココカラファイン」に名称変更。「ココカラファイン」のストアネームを持つドラッグストアは札幌市内3店舗を含み道内8店舗ある。
今回の「北28条店」は、店舗面積は1270㎡で札幌市内では初めての大型郊外店舗になる。こちらも既に建物は完成しており、営業開始はお盆前後になる見込み。
9月以降も、道内各地でドラッグストアのオープンが続く予定でドラッグストア間の競争だけでなく食品スーパーへの影響も出てきそうだ。