北海道観光振興機構の専務理事にJR北海道出身の竹谷英一常務理事が就任、近藤体制ようやく本格始動 

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IMG_7970 公益社団法人北海道観光振興機構(近藤龍夫会長)の専務理事に竹谷英一常務理事兼事務局長が就任する。6月16日の通常総会で近藤新体制はスタートしたが、専務理事ポストは空席だった。同ポストは事実上、機構のナンバー2にあたる常勤職。1ヵ月半ぶりに専務理事が固まったことで、ようやく近藤体制が本格始動することになる。早ければ31日の理事会で決定され、遅くとも8月初旬の総会で決まる見通し。(写真は、近藤龍夫氏=2014年6月16日夕、新会長就任会見)
 
 観光振興機構は、道主導だった道観光連盟から民間主導の観光推進組織として2008年にスタートした。発足時から会長を務めてきた坂本眞一・JR北海道相談役が今年1月に自死。後任会長に星野尚夫副会長(一般社団法人札幌観光協会会長、札幌振興公社社長)が選任されたが、6月通常総会向けて星野会長続投派と近藤氏を推す交代派が対立、星野氏が退く形で総会後の理事会で近藤氏の新会長就任が決まった。
 
 坂本会長の下で専務理事を務めたのは北山憲武氏(日本旅行出身)で星野会長に交代した後も続投。次期会長を巡って北山氏は星野氏支持を色濃く出す場面もあった。
 
 近藤新体制の発足とともに北山氏は40人いる理事の一人として引き続き機構運営に携わることになったが専務理事は外れ、実務を取り仕切る専務理事不在のまま新体制はスタートしていた。
 
 新専務理事になる竹谷氏はJR北海道出身。常務理事兼事務局長から機構のナンバー2になる。なお、新任の常務理事には近藤氏を会長に推した勢力の中から選ばれる見通し。

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