ラルズが総攻撃の戦略店舗と位置づける「スーパーアークス室蘭中央店」が25日午前9時オープン

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IMG_8320 アークス(本社・札幌市)子会社のラルズ(同・同)は、昨年末に取得した旧長崎屋室蘭店を全面改装した「スーパーアークス室蘭中央店」(室蘭市中央町3丁目)を25日午前9時にオープンさせる。ラルズ店舗としては初のおかずバイキングコーナーを導入するほか地域で獲れる野菜や魚介類を豊富に揃え、新しいMD(マーチャンダイジング)展開の店舗とする。(写真は、25日にオープンするスーパーアークス室蘭中央店=2014年6月29日撮影)
 
 アークスは今年度を総攻撃の年と位置づけており、「スーパーアークス室蘭中央店」はその嚆矢になる戦略店舗。これまで店舗ごとのコンセブトは明確にしていなかったが、同店は「一度は行って見たいお店、一度行ったらまた行きたくなるお店」をストアスローガンとし、これまでラルズで培ってきたノウハウを集約するとともに新機軸も打ち出した。
 
 食品売場では、近郊で獲れた新鮮野菜の品揃えを充実させ、水産品でも室蘭、伊達、白老など近郊の漁港で水揚げされた鮮魚を対面販売、二枚おろし、三枚おろしなど下ごしらえも行う。惣菜売場では、初登場となる「おかず寄せ盛りバイキング」を導入、買い物客が自由に選べるようにする。
 
 価格面でも「NHK(ニュー・ホッカイドウ・カカク)新北海道価格」として食品・日用品約3500品目を低価格ゾーンに設定、消費増税後のディスカウント需要にも対応する。
 アメニティ空間を醸し出すため壁面に室蘭八景をテーマにしたイラストグラフィックを掲示、地域に溶け込む姿勢を強調する。
 店舗面積は約870坪で駐車台数は277台、営業時間は通常午前10時から午後9時(日曜日は午前9時開店)。
 
 同店の周辺には、市立室蘭総合病院や室蘭市役所があることから買い物だけでなく憩いの場としても活用してもらうため、屋上駐車場の店舗出入り口に「室蘭ギャラリー」として1939~1979年の市内写真の展示、また高齢者の健康保持を兼ねて屋上駐車場から1階売場までのスロープ約150mを「ヘルシーウォーキング・スロープ」と名付けてゆったりとウォーキンクギを楽しめるようにした。
 2~3階のテナント専門店は10月下旬以降のオープンを予定している。スーパーアークス室蘭中央店の発表リリースは、http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/info_dat_20140722153106.pdf

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