北海道経済産業局は10日、5月のコンビニエンスストア販売動向、大型小売店販売動向、専門量販店販売動向を発表した。コンビニは新店を含めた全店ベースで昨年5月より4・7%増、既存店ベースでも2・4%増となり増税影響が消えた。百貨店は前年同月比4・9%減、スーパーも既存店で0・4%減といずれも2ヵ月連続で前年を下回った。5月は比較的天候に恵まれたが百貨店、スーパー全体では増税影響を吸収しきれなかった。(写真は、道経済産業局が入る札幌第一合同庁舎=札幌市北区)
5月の道内コンビニエンスストアの総店舗数は2835店で昨年同月より68店舗増えた。全店ベースの販売額は439億5900万円で前年同月比4・7%増。既存店も同2・4%増。コンビニは、消費増税が導入された4月に全店ベースで1%増、既存店で0・7%減となったが5月は増税影響による買い控えは消えた。道経産局発表リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2605.htm
大型小売店のうち百貨店は155億6200万円で昨年5月に比べ4・9%の減少。衣料、身の回り品、飲食料品のすべての品目で前年同月を下回った。スーパーの販売額は618億3200万円で新店を含めた全店ベースで前年同月を0・8%上回ったが、既存店は0・4%減だった。衣料品は前年を下回ったが、身の回り品、飲食料品は前年を上回っている。
百貨店、スーパーの札幌市内の販売動向は、百貨店が117億6700万円で前年同月比4・5%減、スーパーは281億9800万円で全店ベースは2・2%増、既存店ベースで0・5%増と伸びている。札幌市以外のスーパーは全店ベースで0・9%減、既存店ベースでも1・0%の減少となり地方での回復が遅れている。道経産局リリースhttp://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/daiten/index2605.htm
専門量販店は今年1月から統計を取り始めたため前年同月との比較はできないが、5月は家電大型量販店が店舗数82店で販売額87億5800万円、ドラッグストアは店舗数573店で150億6300万円、ホームセンターは173店舗で129億4900万円だった。1店舗当たり売上げは、家電量販店が1億600万円、ドラッグストアが2600万円、ホームセンターが7400万円。道経産局のリリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2605.htm