ドラッグストアのツルハホールディングス(HD、本社・札幌市)とサッポロドラッグストアー(同・同)の5月16日から6月15日までの6月度売上高は、既存店で前年同月割れが2ヵ月連続で続き、全店売上げは新店オープンの効果によって2社とも5~15%の伸びを確保した。(写真は5月29日にオープンしたツルハ発寒中央駅前店)
ツルハHDは、5月16日から6月15日までの間に道内3店舗 (琴似駅東口店、函館桔梗店、発寒中央駅前店)を含む10店舗を新規にオープン、閉は道内1店舗を含む9店舗で総店舗数は純増1店舗の1313店舗。
全店売上げは、昨年6月度比で15・2%増、既存店は5・8%減になった。客数は全店13・8%増、既存店は6・5%減、客単価は全店1・2%増、既存店は0・7%増。
一方、サッポロドラッグストアーは同じ期間に新規出店1店舗(函館中道店)、閉店ゼロで総店舗数は146。全店売上げは、同4・8%増だったが既存店は2・6%減少した。
2社とも既存店が消費増税の影響を受けて2ヵ月連続で前年割れを余儀なくされたが、ツルハの落ち込み幅が大きい。消費増税後、最初の月だった5月度よりは落ち込み幅は小さくなっているものの、前期の既存店売上げの落ち込みは最大でも1%だったことから既存店対策は不可欠。
既存店、全店ともダブルで前年同月超えをできるかどうか7月度が勝負月になりそうだ。