食品スーパーダイイチ(本社・帯広市)の6月度売上高が2日に公表されたが、それによると既存店売上げが前年同月より落ち込み、98・8%になった。同社の既存店売上げが前年割れをしたのは消費増税があった4月以来2ヵ月ぶり。天候不順の影響が大きかったようだ。(本拠地の十勝も6月は天候不順に見舞われた=写真はダイイチ音更店、2014年6月20日撮影)
ダイイチの月次売上げは、新店を含む全店売上げと既存店売上げがともに前年同月を超える水準で推移してきた。消費税が8%になった4月は、全店売上げは101・9%になったものの既存店は95・7%に落ち込むなど増税影響は避けられなかった。
5月は全店、既存店とも100%超えを果たし巡航体制に戻ってきたと思われたが、6月は天候不順が続き雨を記録した日数は過去最多となったこともあって売上げは伸び悩んだ。その結果、既存店は98・8%、全店は105・7%になった。
部門別売上高は次の通り。
■青果 111・5%
■水産 108・2%
■畜産 116・9%
■惣菜 107・9%
■デイリー 104・3%
■一般食品 100・4%
■日用雑貨 94・2%
■その他 95・6%
客数は102・7%、客単価は102・9%だった。