イオン環境財団がむかわ町で「イオンの森づくり」、岡田卓也名誉会長ら580人が2・5haの丘陵地にトドマツなど6000本

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IMG_8134 公益財団法人イオン環境財団(理事長・岡田卓也イオン名誉会長相談役)は21日、むかわ町との森林整備協定に基づき同町豊城でトドマツやアカエゾマツなど6000本の植樹を実施した。同地区における3年間の植樹活動の最終年で道内イオングループ各社の役職員やその家族、町長や町民など580人が参加した。今回植樹した2・5haを含め3年間で7・4ha、累計1万6000本の苗木が植えられ、50年から100年後には20mほどの木々が生い茂る「イオンの森」になる。(写真は、植樹する岡田卓也イオン名誉会長・イオン環境財団理事長)
 
 
 
 この日は、曇や雨が続いた天候と打って変わり、ほぼ2週間ぶりに北海道の6月らしい好天に恵まれた。同町での植樹は、2012年から始まったが、同財団がこの地区を選んだのは全国屈指の清流である鵡川が近くを流れ、森からの栄養が川から海に流れることで魚などの生育環境を守る「魚つきの森」としての機能が果たせると考えたため。同財団は、02年からこれまでに道内で知床半島や支笏湖周辺で植樹を実施、累計4万本の苗木を植えている。
 
 財団の岡田理事長は、挨拶で「25年前に財団を設立したときは東西ドイツの壁が崩れ21世紀まで10年という節目の年だった。今後、南北問題が大きくなって“環境”がキーワードになると考え植樹活動に取り組むことにした」と森づくりに取り組むキッカケについて述べ、国内や東南アジア各国で植樹を行ってきた経過を説明。そのうえで、「植樹をする人は、心がけの良い人ばかり。だから今日のように殆ど雨に降られたことかない。私は来年で90歳になるが植樹をしているから元気になる」と集まった参加者たちにユーモアを交えて話した。
 
 今回、植樹を行ったのは、エゾシカからの被害を防ぐため周囲約1㎞を防護柵で囲った2・5haの丘陵地。ゴルフ場の開発が途中で中止された町有地で、むかわ町に以前から生えていた樹種であるトドマツ、アカエゾマツ、シラカンバ、ミズナラ、アオダモ、カシワの6種類、計6000本が約1時間ほどで植えられた。
IMG_8136IMG_8132(写真左は星野三郎イオン北海道社長、写真右はマックスバリュ北海道出戸信成社長) 
 
 イオン北海道の星野三郎社長や植村忠規顧問、マックスバリュ北海道の出戸信成社長、出戸一成層相談役、ダイエーの大竹勇北海道事業本部長、いちまるの野原武専務、野原俊雄常務のほか、むかわ町の竹中喜之町長、胆振総合振興局の田邊隆久局長らも参加した。

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