ラルズが「ラルズマート西岡中央店」(札幌市豊平区)を2月28日に閉店、1976年オープン以来38年間の営業を終了

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DSC_5882DSC_5884 アークスグループのラルズ(本社・札幌市)は、札幌市豊平区西岡の「ラルズマート西岡中央店」(西岡3条9丁目)を2月28日午後6時で閉店する。同店は1976年に開店以来、38年間営業を続けてきたが、店舗老朽化などや競合店の進出など消費環境が変化、閉店を決めた。同社が今年に入って閉店を明らかにしたのは「ラルズマート札幌店」(中央区南2西2、狸小路商店街)に続いて2店舗目。(写真は、ラルズマート西岡中央店の店頭に張り出されている閉店の告知と店舗外観)
 
「ラルズマート西岡中央店」は、1976年11月に前身の大丸スーパーが西岡地区2店舗目として出店した。売場面積は855㎡とラルズ店舗としては小ぶりだが、買い回り性が良く、大型店を敬遠しがちな高齢者などには買い物がしやすい店舗として人気があった。
 
 開店以来、38年が経過したことで老朽化が進んでいることや、同店舗周辺にはディスカウント業態の「ザ・ビッグ西岡店」(マックスバリュ北海道が運営)や昨年居抜き出店した「産直生鮮市場」(産直が運営)などがあって、消費環境も変化している。
 
 アークスは、2014年を選択と集中による総攻撃の年としており、思い切った戦略転換で成長路線を確実なものにする考え。今回の「ラルズマート西岡中央店」の閉店は、経営資源となるポートフォリオの組み替えを実行していく一環と見られる。2月28日は同社の決算期末。同日は金曜日だが、集客が見込める土日を組み込まない強い姿勢を示す。

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