札幌市東区東苗穂4条2丁目5番9ほかで新設が予定されている複合商業施設「アクロスプラザ東苗穂」の大規模小売店舗立地法に基づく住民説明会が、19日午後6時半から開かれた。会場は新設施設に近い東苗穂4条会館で、近隣住民ら4人が出席した。新設の予定日は9月1日。(写真は、建設が進んでいる「アクロスプラザ東苗穂」)
「アクロスプラザ東苗穂」は、「キャッツアイ」と「コナミスポーツクラブ」が入っていた2階建てビル跡の敷地に新設される。建物は、2階建てのA棟と平屋のB棟で、A棟1階にサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)のサツドラ店舗、2階にはセントラルスポーツ(同・東京都中央区)のスポーツクラブが入る。サツドラの店舗面積は、383坪(1266㎡)。
B棟には、エムデジ(同・小樽市)の携帯電話ショップとジョイフル(同・大分市)のファミリーレストラン「ジョイフル」が北海道初出店する。エムデジの店舗面積は51坪(170㎡)。
建物の設置者は、エムジーリース(本社・東京都千代田区)でサツドラは10年間の賃借契約で出店する。駐車場の収容台数は71台のほか、従業員用には別途33台分が用意されている。商業施設への出入口は、宮の森北24条通側に1ヵ所、西側に1ヵ所、東側は2ヵ所。
説明会では、交通量調査の結果も発表され、開店を想定した混雑時の日曜午後3~4時で、近くの宮の森北24条通と苗穂三角点通の交差点の数値は、可能交通量に対して42%程度と見込まれ、交通渋滞を引き起こさないレベルであることが示された。
騒音調査の結果については、準住居地域、第2種中高層住居専用地域の環境基準である昼55㏈、夜45㏈を下回っていることが報告された。
施設はエムジーリースが建設した後、管理は大和情報サービス(本社・東京都千代田区)が一括して行う。このため名称に同社管理物件である「アクロスプラザ」を使用することにした。説明会での質問は、スポーツクラブのオープン時期を問う1件のみで、午後6時55分に終了した。
ジョイフルは、全国に803店舗を展開しているが、北海道には店舗がなかった。今回の、「アクロスプラザ東苗穂」が1号店になる。