北海道で大型ホームセンターを展開しているジョイフルエーケー(本社・札幌市東区)は、2017年3月オープンを目指して江別市大麻地区に「大麻店」を新設する。売場面積はトータルで2万㎡を超える大型店で同社にとっては4店舗の大型ホームセンターとなる。26日に道が「北海道地域商業活性化に関する条例」による特定小売業施設として公表した。(図はジョイフルエーケー大麻店の計画平面図)
新設予定地は、江別市大麻211番1ほかで、敷地面積は8万2586㎡。現在の地目は農地。数十人の地権者がいるが、同社は既に農地転用になった際に取得する条件付きで所有権の仮登記をしている。
建屋はA棟(店舗面積9458㎡)、B棟(同8160㎡)、C棟(3373㎡)、配送センター(6802㎡)の4棟からなり、ジョイフルエーケーのほか食品スーパー、ドラッグストアなど物販店の入居を想定している。建物の延床面積は3万656㎡で店舗面積の合計は2万992㎡。物販以外の施設としてフードコート等(576㎡)も設置する。
集客予定数は1日当たり約1万人で商圏範囲を半径約5㎞に設定、江別市から1日約3500人、札幌市から約6500人と見ている。開発スケジュールは、都市計画法による開発行為申請と農地法の農地転用申請を16年2月21日に行い、建築基準法による建築確認申請は同年4月1日、大規模小売店舗立地法による新設届出も同じ日に行う。新設予定地の開発行為は16年4月からで建設は同年7月から。営業開始は17年3月を予定している。
予定地は、道央高速道の江別西インターチェンジから近く、インターまでの道路拡幅工事も進んでいる。予定地周辺は交通の便や札幌圏であることから道や江別市は物流基地としての開発を進める土地利用を想定している。ジョイフルエーケーは配送センターを併設することでこの条件をクリアするものと思われる。
道が公表した特定小売業施設新設届出書は、http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/csk/shoshin/jyourei5/271120shinsetsu.pdf