千歳市が根志越の一部を市街化区域に編入、ラピダス人口増見込む

社会・文化

 千歳市は、同市根志越の一部を、市街化調整区域から市街化区域に編入する。千歳市は、次世代半導体ラピダスの試作ライン稼働など、半導体産業の集積が期待でき、今後の人口増が見込まれている。市は、既存住宅地では対応できないとみて、新たな住宅地の形成を図るため、市街化調整区域を、市街化区域に編入することにした。(画像は、市街化区域に編入される根志越の一部=中央白地の右側。千歳恵庭圏都市計画区域区分の変更資料より)

 市街化区域に編入するのは、根志越第5地区(面積3・1ha)と根志越第6地区(同3・0ha)。いずれも既成の市街地に囲まれた地域で、第5地区は、民間開発の事業計画が市に示され、協議もほぼ終了、開発の実施が確実になったことに加え、第6地区は市有地で、周辺の既成市街地と一体的な土地利用を図るのが得策として、いずれの地区も市街地に編入することにした。両地区ともに住居系として開発が予定され、中高層住宅を主体とした一般住宅地として、400人規模の良好な住宅地の形成を図ることにした。

 今回の根志越第5・第6地区に近い北信濃第6地区(面積7ha)は、2024年3月に市街化調整区域から市街化区域に編入されて、戸建て住宅と商業施設の建設用地として整備が進んでいる。千歳市は、ラピダスの工場建設や半導体関連産業の進出が活発化しており、今後の人口増が予想されている。商業施設の建設も進んでおり、市は、市街化区域の拡大で民間開発を誘導する。

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