函館商工会議所が、2025年9月に迎える創立130周年記念の取り組みの一貫として、道立函館西高等学校の生徒と連携して開始した「街ガチャin函館」。funbox(本社・東京都千代田区)が手掛ける「ご当地カプセルトイ」のスキームを活用したものだが、販売開始から売り切れが続出、追加発注で順次補充するなど大人気となっている。中でも、「大泉潤函館市長」とハセガワストアの「やきとり弁当」のアクリルキーホルダーが、二大人気となっている。(写真は、五稜郭タワー1階に設置されている「街ガチャin函館」)
(写真は、函館市長のアクリルキーホルダー)
「街ガチャin函館」が始まったのは、函館マラソンの2日前、2025年6月27日から。函館空港やJR函館駅、五稜郭タワーなど市内9ヵ所でガチャを設置して販売が開始された。アクリルキーホルダーには、「やきとり弁当」「こどものくに観覧車」「函館市電ハイカラ號」「いか塩辛」「五稜郭タワー」「函館牛乳」「金森赤レンガ倉庫」「函館山ロープウエイ」「大泉潤函館市長」「はこだてビール」の10種類がある。10種類は、函館西高生徒のアンケートで決めた。
1回300円、QRコード決済で購入するが、発売開始から3日で、初回発注の計3000個は完売。その後、商議所は1万5000個を追加発注して、順次補充を行っているが、補充後も売り切れが続いているという。二大人気の一つ、「大泉潤函館市長」は、市長が「ようこそ函館」と書かれた色紙を掲げているものだが、この書は市長ではなく、函館西高書道部の生徒が書いたものが使われている。大泉市長のアクリルキーホルダーは、五稜郭タワーのガチャでよく出てくるそうで、半分は、市長のキーホルダーとも言われている。
函館商工会議所は、2025年9月に130周年の記念式典を行うことにしているが、そこでも式典参加者に各種の街ガチャのキーホルダーをプレゼントするそうだ。函館商工会議所の谷口諭専務理事は、「精巧にできていることと、300円という手頃な価格なので人気に火がついたのだと思う」と話している。