森山病院(旭川市)と北海道オール・オリンピアンズが連携協定、五輪経験者とのコラボで予防医療発信

社会・文化

 旭川市の森山病院(232床)などを運営する社会医療法人元生会(森山領理事長)が、北海道オール・オリンピアンズ(橋本聖子代表)との間で、地域社会の健康促進とスポーツ振興を目的とした包括連携協定を締結した。締結式は、2024年8月17日に、森山病院のMORIYAMAホールで行われた。(写真は、協定書を掲げる森山理事長=前列左=と橋本代表=前列右=。後列中央が同病院の予防医学・スポーツ医学センターの松野丈夫センター長)

 北海道オール・オリンピアンズは、2012年4月1日に橋本聖子氏(参議院議員)を代表として設立された組織。現在、約500人以上のオリンピアン・パラリンピアンが活動しており、相互理解と親睦を図り、オリンピックムーブメントを盛り上げている。スポーツを通じた世界平和と国際的友好親善に貢献するとともに、北海道におけるスポーツの振興に寄与することを目的としており、道内の自治体などと包括連携協定を締結し、各地にオリンピアンを派遣するなどしてきた。

 今回の協定締結は、これまでの森山理事長と橋本代表の親交がベースにあったもよう。「アスリートの健康管理、ケガなどの治療の観点から統合医療(西洋医学と東洋医学の垣根を超えた医療)に関心がある橋本先生が声をかけてくださり、ご本人の関係の催しで予防医療をテーマに講演させていただいたこともありました」(森山理事長)

 協定締結の連携事項には、次の5項目が掲げられている。①スポーツ振興及び障がい者スポーツ振興に関すること②青少年の健全育成に関すること③市民の健康づくりに関すること④地域の活性化に関すること⑤その他、上記の項目の達成に必要な事項。具体的には、予防医療に重点を置いている、同病院の健康食レストラン「サニタス」でのオリンピアンへの食事提供や相互のイベントでの協力が想定されている。この日、調印式に臨んだ森山理事長と橋本代表はそれぞれ協定書にサイン、今後の連携に向けて協力を誓った。同団体の医療機関との連携協定は初めて。

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