パーク24(本社・東京都品川区)は、2023年10月31日(火)で、「タイムズステーション札幌すすきの」(札幌市中央区南4条西6丁目5)を一時閉鎖する。建物老朽化の改修工事を行うためで、約1年間休業する。ススキノから約400台分の駐車場がなくなる。(写真は、2023年10月31日で一時閉鎖する「タイムズステーション札幌すすきの」。左側が「駐車場ジャンボ1000」)
「タイムズステーション札幌すすきの」は、2001年12月14日から営業を開始した、24時間無人型の時間貸し駐車場。鉄骨(FR鋼)ブレース構造、地上8階建て。建築面積は約473坪(1565・23㎡)、延べ床面積約3738坪(1万2360・26㎡)。パーク24が建築主で、施工は当時の地崎工業(本社・札幌市中央区)。土地は、地崎工業の所有だったが、2001年3月にパーク24が約9億円で取得、立体駐車場の建設費は約10億円だった。
当初の駐車台数は、427台だったが、現在は386台。24時間にわたって60分300円、1日最大料金は月~木が1000円、金~日・祝は1200円とリーズナブル。隣接する成城商事(札幌市中央区)運営の「駐車場ジャンボ1000」は60分300円(深夜帯は同100円)、1日券は900円(深夜12時まで)と、こちらもリーズナブル。二つの割安な大型立体駐車場として、時間帯によっては入場待ちの車が数珠つなぎになるほど利用客が多い。
そうした中、パーク24は、2023年9月20日に同年10月31日での「タイムズステーション札幌すすきの」の一時閉鎖を告知した。1ヵ所で386台を収容する大型駐車場は、ススキノ地区では数少ない。隣接する「駐車場ジャンボ」の収容台数1000台と合計すれば1400台近くの駐車スペースがあっただけに、その3割近くが時限的とはいえ、使えなくなる影響は大きい。JR札幌駅近辺では、新幹線工事で駐車場が相次いで閉鎖されており、駅前もススキノも、駐車場不足が深刻になりそうだ。