道庁本庁舎、洋式転換のトイレ事情

社会・文化

 道庁本庁舎のトイレ洋式化工事が進んでいる。これまで男性女性共に各階2ヵ所あるトイレには、洋式が1個ずつしかなかったが、3月中旬には男性小用を除きオール洋式化される。(写真は、道庁本庁舎)

 昨今のトイレ事情を見れば、和式は希少価値。和式を取り巻く環境は、それこそ年々厳しくなっており絶滅危惧種に近い様相。道庁本庁舎(札幌市中央区北3条西6丁目)は、1968年5月に竣工。地下1階、地上12階建て。1~12階には北側と南側にトイレがあるが、築54年の道庁本庁舎は和式が生き残っている珍しいスポットだった。しかし、遂に洋式化の波が襲ってきた。この洋式化工事は、「道庁本庁舎衛生設備改修工事」と銘打って実施されている。施工は池田煖房工業(本社・札幌市北区)が行っている。

 既に南側1~12階の洋式化工事は完了しており、2月1日からは北側の洋式化工事が始まっている。これまでは、1つのトイレに和式3つ、洋式1つの構成だった。南側1~12階のトイレ工事期間中は、北側にある洋式を目指して各階を探し歩く道庁関係者も少なくなかったようだ。北側トイレ工事の完了予定は3月16日。洋式の競争倍率は、下がりそうだ。

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