新和グループが札医大附属病院でロビーコンサート、札響メンバーによる弦楽四重奏に入院患者、教職員らが耳を傾ける

社会・文化

 新和グループは、18日午後6時45分から札幌医科大学附属病院1階ロビーで札幌交響楽団アンサンブルコンサートを開催した。昨年に続く2回目で入院患者や地域住民、教員・学生など約100人が集まり、札響メンバーの弦楽四重奏の調べに耳を傾けた。(写真左は、演奏する札響の弦楽四重奏メンバー、右は記念撮影する島本和明学長(左)と新井修新和グループ統括代表取締役)

 
 札医大附属病院のロビーを利用した札響のミニコンサートは、新和グループが社会貢献活動の一環として札医大の協力を得て昨年から始めたもの。1回目のコンサートの後に、同グループ統括代表取締役の新井修氏のもとに入院患者から1通の手紙が届き、そこには音楽の持つ力と感謝の気持ちが綴られていた。「手紙をもらって私自身とても感動した。ロビーコンサートを始めて良かったと確信をもった」と新井氏。

 
 18日に行われた2回目のロビーコンサートのメンバーは第1バイオリンが岡部亜希子さん、第2バイオリン織田美貴子さん、ヴィオラ青木晃一さん、チェロ武田芽衣さんの4人で札響の中でも若い奏者たちが組んだユニット。岡部さんは、「このユニットで演奏活動を始めたばかりですが、若さあふれる演奏を楽しんでください」と述べ、モーツァルトの弦楽四重奏曲第17番「狩」第一楽章やモリコーネのニュー・シネマ・パラダイス、葉加瀬太郎の情熱大陸など5曲を披露した。

 
 ロビーには札医大の島本和明学長も顔を見せ、患者や教職員とともに30分間のミニコンサートを楽しんだ。

 
 なお、新和グループはこれまでに札医大附属病院に車椅子やストレッチャーを寄贈しており、今年も車椅子等の寄贈を行うことにしている。

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