劇団四季は22日、北海道四季劇場(札幌市中央区大通東1)でディズニーミュージカル『リトルマーメイド』の札幌公演を開始した。この日は約900席の客席が満席になり、終演後のカーテンコールではスタンディングオベーションが起こった。(北海道四季劇場で始まった『リトルマーメイド』札幌公演の舞台稽古。(C)Disney)
『リトルマーメイド』は、来年で閉館が予定されている北海道四季劇場での最後の公演。ディズニーの長編アニメーションを舞台化したミュージカルで、「アンダー・ザ・シー」や「パート・オブ・ユア・ワールド」などの名曲で紡がれ、最新技術で神秘的な海の世界を表現している。
2013年に東京で日本初公演をして以降、18年12月20日までに総公演回数2459回、総入場者数約262万3000人を記録。これまで、名古屋、福岡でロングラン上演を行い、22日からは大阪と札幌の2都市同時上演となる。
この公演では、多言語字幕システム“字幕グラス”を導入。インバウンドや聴覚障害の人でも、より深く物語が理解できるように字幕を表示する眼鏡を貸し出すもので、舞台から目を離さずハンズフリーで鑑賞できる(貸し出しには事前予約が必要)。対応言語は、日本語、英語、中国語、韓国語で聴覚障害の人は障害者手帳提示で無料。
札幌公演は、19年5月31日(金)までで、S席1万800円、A席8640円、B席6480円、C席3240円。ウィークデー特別料金は、S席8640円、A席7560円、B席5940円、C席3240円。