写真の物体は一体何だと思いますか。鉄の枠組みがあってネットが張り巡らされていて高さは15m――巨大な鳥小屋?いえいえ、これは大型のネット遊具です。網走市天都山の道立オホーツク公園に登場した国内最大級のもので、来春から一般開放される同公園内にある「屋外遊具広場」の目玉遊具なのです。
1994年に開設された道立オホーツク公園は総面積107haのオホーツク海を望む広大な公園。アウトドアレジャーやレクリエーションのための様々な施設が整備されていますが、2013年度から各施設の再整備が行われていて15年度までに総額10億6000万円が投じられます。
そのひとつが森の遊戯広場の再整備。そして、この写真こそが目玉のひとつになる国内最大級のネット遊具なのです。
チューリップのような形をしたネット遊具の中は階段で上まで登ることができ、内部はネットが張り巡らされていますからネットの上を歩いたり登ったりできます。中二階からは長さ50mのローラースライダー(滑り台)がニョキッと出ていて地面まで滑り下りることもできます。
この巨大ネット遊具のプレオープンが行われたのは、9月20~21日と10月11~13日の5日間。「1日に1000人近くの子供たちがこれを目当てに来場しました。地元網走はもちろん、札幌などからも家族連れで訪れて楽しんでいました」と同公園の指定管理者である一般財団法人北方文化振興協会の工藤秀記公園課長。
来春には他の施設も整備されて屋外遊具広場は本格オープンを迎えますが、「早く子供たちと一緒に遊びたい」とネット遊具が訴えかけているように佇んでいました。