「仕事と家庭の両立支援」で北洋銀が北海道労働局長優良賞を受賞

社会・文化

141015北海道労働局長受賞表彰式 011 仕事と家庭の両立支援のために積極的な取り組みを行って効果が出ている企業を表彰する厚生労働省の平成26年度「均等・両立推進企業表彰」で北洋銀行(本店・札幌市)が「北海道労働局長優良賞」に選ばれ、15日に同局局長室で表彰式が行われた。(写真は左から北洋銀柴田副頭取、羽毛田労働局長、北洋銀人事部女性活躍支援室工藤副部長=北洋銀提供)
 
 厚労省では、平成11年から女性労働者の能力発揮を促進する積極的な取り組みをしている企業を対象に「均等推進企業表彰」、仕事と育児・介護の両立支援の取り組みを行っている企業を対象に「ファミリー・フレンドリー企業表彰」を実施。同19年度からは公募制にして両部門を統合、「均等・両立推進企業表彰」になった。同21年度に医療法人社団五稜会病院が「北海道労働局長奨励賞」を受賞したがその後は該当企業がなかった。
 
 北洋銀の受賞理由は、トップ自ら両立支援と女性の活躍推進の方針を明示して、女性の就業継続を支援、子育てをしながら管理職に昇進できる人材育成を行っている点。北洋銀では育児休業終了後に課長以上に昇格した女性が、現在7人いる。
 
 具体的な取り組みとして、短期勤務制度の対象を小学6年生までとして6時間と7時間を選択できるようにしているほか、育児休業者の研修会や情報交換、交流の場を提供、社員やパートが利用できる事業所内保育施設も設置してスムーズな復職をサポートしている。この結果、過去3年間の女性の育休取得率は平均98・7%と全国平均の83%を上回っている。
 
 同行ではこうした取り組みとともに女性の融資担当者の養成研修、管理職育成の研修を積極的に実施しており、融資分野で働く女性や課長、支店長クラスの女性が増えている。
 
 15日の表彰式では、羽毛田(はけた)守局長から同行の柴田龍副頭取に表彰状が手渡された。なお、同行は、同17年度に均等推進企業表彰の優良賞も受賞している。

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