「第35回昭和新山国際雪合戦」(国際雪合戦連合・NPO法人雪合戦インターナショナル主催)が2024年2月24日(土)、25日(日)の両日、有珠郡壮瞥町の昭和新山山麓特設会場で開催される。コロナ禍で2020年から開催を見合せてきた公式大会だが、昨年に規模を縮小して復活。今回は、通常開催とほぼ同様の内容で実施される。(写真は、「昭和新山国際雪合戦」の様子)
一般の部(中学生以上を対象にした72チーム)とレディースの部(中学生以上の女子を対象にした12チーム)をはじめ、昨年新設したビギナーズの部(12チーム)、昨年は取り止めたレジェンドの部(6チーム)、ジュニア交流戦(12チーム)も行なわれる。今回から一般客が楽しめる滑り台や飲食ブースが並ぶ「スノーパーク」も復活する。
1989年に昭和新山の麓で生まれた「スポーツ雪合戦」は35年にわたって進化、冬をはじめ通年楽しめるスポーツ競技として全国各地で大会が行われている。2013年には「国際雪合戦連合」が発足し、「YUKIGASSEN」が国際共通語にもなっている。フィンランドなどでは欧州選手権大会が、カナダでは選手権大会が行われるほどで、競技は世界へと広がりを見せている。
試合は10人(競技者7人と監督・補欠で3人)でチームを編成。1セット3分の3セットマッチで行なう。ヘルメットをかぶった選手たちが、36m×10mのコート内でシェルターに身を隠しながら雪球を投げ合い、敵陣のフラッグを奪うか、雪球で相手選手を倒して勝敗を競う。個人技よりもチームワーク力が優先され、瞬時の状況判断や戦術、対戦の駆け引きが醍醐味となっている。観戦や現地へのアクセスに関する問い合わせは、実行委員会事務局☎︎0142-66-2244へ。