ニトリレディスで笠りつ子がプレーオフ制す 第7回大会に1万4千人ギャラリー

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 第7回ニトリレディスゴルフトーナメントが25日から28日までの4日間、小樽市銭函の小樽カントリー倶楽部で開催された。最終日の28日、5位でスタートした笠りつ子が69で回り通算7アンダーのイ・ボミ(韓国)と並び、プレーオフの2ホール目でイ・ボミを下した。笠は2011年のニトリレディス第2回大会でも優勝しており、この大会2勝目になる。IMG_7489(写真は、大会会長の似鳥氏と優勝カップを持つ笠りつ子)

 ニトリレディスは、ニトリ創業の地であり、成長の原動力となった北海道をより明るく元気にしたいという同社の想いから地域密着のトーナメントを目指して10年にスタート。今年で7回目で会期をこれまでの3日間から4日間に拡大、賞金総額も2000万円増額して1億円(優勝賞金は1800万円)になった。
 
 昨年大会の覇者で現在賞金ランキングトップのイ・ボミ、11年大会覇者で今季賞金ランキング日本勢最上位の笠、7月に初優勝したささきしょうこ、プロテストトップ合格の永井花奈、地元北海道出身で今季1勝をあげた菊地絵理香、プロツアーで活躍するアマチュアの小祝さくらなど総勢120人のプロ、アマチュア選手が出場した。
 
 笠は最終組の一つ前の組でスタート。この日は69で回り通算7アンダーでこの時点で単独トップに立った。最終組のイ・ボミは2打差で負けていたものの17、18ホールで追い上げ笠と並びプレーオフに持ち込んだ。1回目のプレーオフでは決着がつかず、2回目に笠がバーディーを決め、優勝をさらった。18番ホールで決選を見守るギャラリーは3度も手に汗握る緊張の場面を体験することができた。

  笠は、優勝コメントで「(故郷の)熊本地震で当たり前のことが当たり前ではないことが分かった。今日を一生懸命に送ることを念頭にプレーしている。メジャーより難しいコースを1ホールずつ力いっぱい回ってご褒美が来たと思う」と話していた。
 大会会長でニトリホールディングス会長兼CEOの似鳥昭雄氏は、「4日間で1万4000人の観客が来てくれた。このトーナメントが北海道の繁栄に繋がれば幸いだ」と挨拶した。
IMG_7552(写真は、優勝トロフィーにキスをする笠りつ子)

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