HBC(北海道放送)の本社新社屋が姿を現している。ガラス張りの透明感のある建物で道庁赤れんが庁舎前庭に隣接した新たなランドマークとなりそう。(写真は、姿を見せたHBC本社新社屋)

 札幌市中央区北1条西5丁目にある現在のHBC本社は、1959年に竣工した建物。老朽化が進み、東側にあった時間貸しの立体駐車場HBCパーキングを取り壊して、2018年10月から新社屋の建設を進めていた。

 新社屋は約506坪(約1671㎡)の敷地のうち約450坪(約1485㎡)を使った地下1階、地上9階建て。延べ床面積は約3750坪(約1万2376㎡)、建物の高さは41・40m。設計・監理は久米設計札幌支社(札幌市中央区)、施工は熊谷組(本社・東京都新宿区)が担当している。

 現在のHBC本社は、1959年9月にHBC会館として竣工した地下2階、地上6階建て。設計は久米設計の前身である久米建築事務所、施工は松村組(本社・東京都千代田区)だった。建物は1961年に日本建設業連合会の第2回「BCS賞」(当時は建築業協会賞)を受賞している。建物はその後、松村組がリニューアルを行って現在の姿になった。
 新社屋での業務開始は20年春からで、業務移転後に旧社屋は解体されるもよう。


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