マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2026年5回目は、中央区南9条西14丁目の旧「ロッテ北海道統括支店」ビル。
(写真は、解体工事に入っている「ロッテ北海道統括支店」)
菊水・旭山公園通と札幌市電が交差する南東角地に建っているのが、菓子・アイスクリーム・健康食品などの製造販売、ロッテ(本社・東京都新宿区)の北海道統括支店。鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積約516坪(1703・44㎡)の建物が竣工したのは、1969年7月。1972年2月開催の札幌オリンピック前で、まだまだ地方都市の牧歌的な風景が残っていた時代だった。オリンピックに合わせて札幌の街並みが大きく変わっていったが、この界隈は、ロッテの建物を含めて当時の面影を残している。市電の「西線9条旭山公園通」駅を出発する市電と、大きく目立つ「ロッテ」の看板が視界の中でシンクロする光景も当時のままだ。
そんな「ロッテ北海道統括支店」が解体工事に入ったのは、2026年2月1日。解体工事の注文者はロッテ、解体工事を行っているのは鹿島道路(本社・東京都文京区)北海道支店(札幌市手稲区)。工期は、2026年6月30日まで。ロッテ北海道統括支店は、2025年6月に竣工したライラックスクエア(南10条西1丁目1-48)の7階に2026年1月中旬に移転しているが、旧ビル解体後には新ビルを建設、再びこの地に戻ってくる。ただ、旧ビル同様に屋上看板にするかは未定。



































