閉館した「ネストホテル札幌駅前」、リノベーション工事中

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 札幌市中央区北2条西2丁目9-2の旧「ネストホテル札幌駅前」が、リノベーション工事に入っている。工事期間は2026年5月までとなっているが、外壁修繕は同年12月まで予定されている。(写真は、旧「ネストホテル札幌駅前」)

 旧「ネストホテル札幌駅前」は、仲通りに出入り口があるホテルで、1984年6月に「チサンホテル札幌」として開業。2013年5月に「ネストホテル」に転換した。土地面積は約272坪(899・01㎡)、建物は鉄筋コンクリート造、地下1階、地上11階、延べ床面積は約1737坪(5734・93㎡)、客室数は162室。

「ネストホテル札幌駅前」は、12年間営業を続けてきたが、2025年7月16日に閉館した。土地建物の信託受益権者は、2015年11月からいちごリート投資法人(東京都新宿区)だったが、2024年12月に特定目的会社IOT(同)が取得している。取得額は47億円で、土地比率が90・5%、建物比率が9・5%。

 リノベーション工事のうち外壁改修工事は、同年7月1日から始まった。注文者は三菱UFJ信託銀行(本店・東京都千代田区)、工事業者はアクア(同・同都豊島区)、工事期間は2026年12月20日。建物内部のリノベーション工事は、2025年8月1日から始まった。注文者は、土地建物の信託受益権者である特定目的会社IOT、工事業者は太平エンジニアリング(同・同都文京区)、工事期間は2026年5月15日となっている。リノベーション後に入るホテルは、明らかになっていない。

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