札幌の今、解体ノート2025年版㉗中央区大通西4丁目旧「光映堂ビル(シークビル)」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも、数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2025年27回目は、中央区大通西4丁目の旧「光映堂ビル(シークビル)」。(写真は、ほぼ解体を終えた旧「光映堂ビル(シークビル)」)

 駅前通と大通が交差する、大通西4丁目の「ISHIYA札幌大通本店」が入る大通西4丁目ビル。その北側に隣接していたのが、光映堂ビル(シークビル)。建物は、1959年に竣工した5階建て。札幌のカメラ店の老舗「光映堂」が長く店舗を構え、別名「光映堂ビル」とも呼ばれていた。その光映堂は2010年代前半に移転、現在は、サッポロファクトリー内に店舗を構えている。

 ビルの解体工事は2025年8月1日から始まり、同年11月30日で終了する。現在は、ほぼ建物の解体が終わっている。注文者は土地所有者のシーク(札幌市中央区)、解体業者は本間解体工業(本社・同市西区)。土地面積は約21坪(70・38㎡)。大通西4ビルと「りそな銀行札幌支店」などが入るJ&Sりそなビルに挟まれた狭小土地の利活用が、関心を集めている。

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