帝国繊維（本社・東京都中央区）は、札幌市東区北7条東1丁目1-11のテイセンボウル・テイセンホール跡地の一部を使って、自走式立体駐車場を建設する。
（写真は、自走式立体駐車場の建設予定地であるテイセンボウル・テイセンホール跡地）
テイセンボウルは、帝国製麻時代の亜麻工場跡地約2600坪（約8600㎡）を利用して、1972年2月にオープンしたボウリング場。その後、レーン数を少なくして半分程度の広さを改修、テイセンホールとして各種展示会やプロレス興行などに使用されてきた。役目を終えて43年間の営業を終えたのは、2015年6月30日。建物はしばらくそのままの状態だったが、2018年8月から解体が開始されて、その後、更地になった。
創成川通に面した跡地の一部約800坪（約2640㎡）は、ニッポンレンタカー北海道（本社・札幌市中央区）が「札幌駅前営業所」として、2019年春から賃借期間10年で使用しており、その他の敷地は、隣接する北海道ガスの社員向け専用駐車場として使われている。今回、その土地を含む敷地面積約1371坪（4526・85㎡）のうち、建築面積として約1037坪（3425・00㎡）を使い、鉄骨造5階建ての自走式立体駐車場を建設する。延べ面積は約5205坪（1万7177・00㎡）。
建築主は、帝国繊維、設計、監理は自走式駐車場の専門メーカー、雄建工業（本社・熊本県玉名郡長洲町）一級建築士事務所、施工は未定。着工は、2026年3月10日頃が予定されている。この場所を含むサツエキイーストエリアは、旧札幌卸センター跡地を利用した高層マンションやホテル、病院が建設され、駐車場不足となっている。
