創成イーストにある商業施設「サッポロファクトリー」の近くで、タカラレーベン(本社・東京都千代田区)と京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)が、分譲マンションをほぼ同時期に着工する。ともに設計は、アイ・エー・シー(札幌市中央区)で、奇しくも東京と大阪のマンションデベロッパーが、同じ設計事務所の設計で、ほぼ同時期に分譲マンション建設に取り組む。(写真は、タカラレーベンの分譲マンション建設用地=北3条東4・5丁目)
(写真は、京阪電鉄不動産の分譲マンション建設用地=北3条東3丁目)
タカラレーベンは、札幌市中央区北3条東4丁目5-1ほかの「北海道日産自動車中央店」跡地約675坪(2228・54㎡)を使って建設する。建築面積は約315坪(1041・95㎡)、鉄筋コンクリート造、地上15階建て2棟で、延べ床面積約2427坪(8009・42㎡)、88戸、高さは44・83m。着工は、2025年9月1日頃を予定している。
京阪電鉄不動産は、同市同区北3条東3丁目1-1の敷地約630坪(2080・66㎡)を使って建設する。以前は、近海ビル、三工舎機械ビル、福山ビルの3棟が建っていたが、いずれも解体されて、現在は、時間貸し駐車場として利用されている。建築面積は約317坪(1047・22㎡)、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上14階建て2棟で、延べ床面積約3787坪(1万2498・75㎡)、142戸、高さは44・96m。着工は、2025年10月末頃を予定している。
2つのマンションは、共に設計、監理をアイ・エー・シーが担当する。アイ・エー・シーは、京阪電鉄不動産、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)、明和地所(同・東京都渋谷区)、東急不動産(同・同)などが手掛けてきた札幌市内の分譲マンションで、設計、監理を多く手掛けている。タカラレーベンは、これまでゲイツコンセプトワーク(札幌市中央区)やKS設計室(同)、企画設計事務所オルト(同)、類設計室(同)などの設計、監理が多かったが、今回は、アイ・エス・シーが担当することになった。