JR桑園社宅跡の街区名称『桑園クワノワ・スクエア』に、住宅・商業・医療が集積

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 JR北海道(本社・札幌市中央区)とミサワホーム北海道(同・同市白石区)が共同で進めているJR北海道桑園社宅跡地(同市中央区北11条西18丁目および北12条西18丁目)の開発について、両社は、街区の名称を『桑園クワノワ・スクエア』とすることに決めた。桑園から始まる新たな人の輪を『桑の輪』と表現したもので、住居表示から消えている『桑園』の地名を継承していくことにした。(写真は、賃貸住宅と商業施設の建設が間もなく始まるB街区)

『桑園クワノワ・スクエア』は、C街区(約1757坪=約5800㎡)を利用して2024年2月に竣工した賃貸住宅『ジュノール桑園(EAST・WEST)』(76戸)、現在着工しているA街区(約1218坪=約4020㎡)の分譲マンション『アルビオ・ステーション札幌桑園』(114戸)、これからB街区(約1606坪=約5300㎡)で着工する賃貸住宅(56戸)、商業施設(ジェイ・アール生鮮市場、クリニック他)を含めた3つの街区で構成され、住宅・商業・医療の機能を持つライフゾーンとして、誰でも気軽に、多世代に愛される暮らしの拠点を目指す。

 A街区の『アルビオ・ステーション札幌桑園』は、鉄筋コンクリート造11階建て2棟からなり、延べ床面積は約2909坪(約9600㎡)。2025年6月に着工しており、2027年3月に竣工予定。B街区の賃貸住宅は鉄筋コンクリート造8階建て、商業施設は鉄骨造3階建て、延べ床面積は約3000坪(約9900㎡)、2025年8月着工予定で、2025年3月に竣工予定。『桑園クワノワ・スクエア』の総面積は約3521坪(約1万1620㎡)、総戸数は246戸となる。JR北海道は、これまでに手稲社宅、鉄東社宅、旭川社宅、函館人見町社宅などの跡地開発を行ってきたが、いずれも商業施設誘致が中心で、今回のような住居を中心とした社宅跡地開発は珍しい。

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