札幌駅前通・創業99年で幕閉じたお茶の「松寿園」、不動産業サラサが入居ビル取得

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 札幌駅前通に面した、札幌市中央区南3条西4丁目のお茶の「松寿園」が入っていたビルを、不動産業のサラサ(本社・札幌市中央区)が取得した。サラサは、飲食店ビルにリノベーション、テナントを募集して、2025年8月頃にオープンさせる考え。(写真は、サラサが取得したお茶の「松寿園」ビル)

「松寿園」ビルは、正面壁面に大きく筆書体のような文字の「茶」の看板が掲げられており、お茶の専門店として、各種のお茶や茶道具、急須などを販売してきた。また、たばこ販売も行っており、他ではあまり手に入らないフランスの「ジタン・カポラル」なども揃えていた。「松寿園」の創業は、1925年(大正14年)で、現在のビルが竣工した1969年12月からこの場所で営業を続けてきた。その「松寿園」は、2024年10月、創業から99年で幕を閉じた。

 ビルの正式名称は、シルバービルで地下1階、地上5階建て。土地、建物共に区分所有されており、「松寿園」の持ち分だったシルバービルB棟と土地の持ち分をサラサが、2025年12月に取得した。現在は、内装の撤去工事を行っている。工事期間は、2025年2月12日から同年3月8日までとなっており、本間解体工業(本社・札幌市西区)が工事を行っている。サラサは、スケルトン状態になった後に、飲食店ビルとしてリノベーションを行い、同年8月頃に、飲食店ビルとしてオープンさせる意向。

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