イトーヨーカ堂(本社・東京都品川区)が、「イトーヨーカドー屯田店」(札幌市北区屯田8条3丁目5-1外)閉店後に、建物を取得していたことが分かった。同店は、2024年7月28日に閉店、建物の取得は、1ヵ月後の同年8月28日だった。(写真は、2024年11月23日にオープンした「ロピア屯田店」が入る「CiiNA CiiNA屯田」)
「イトーヨーカドー屯田店」は、1999年11月にオープンしてから24年目の2024年7月28日に閉店した。建物所有者は、開店以来、クリエート屯田(札幌市北区)だったが、閉店してから1ヵ月後の8月28日に建物所有権が、イトーヨーカ堂に移った。翌29日には、後継商業施設の「CiiNA CiiNA屯田」がプレオープンしている。それから約3ヵ月後の同年11月23日に、中核テナントとなる「ロピア屯田店」がオープンした。
旧「イトーヨーカドー屯田店」の建物は、1999年11月に新築された地上3階建て、延べ床面積約1万3356坪(4万4076・39㎡)。クリエート屯田が所有者で、当初から建物には、イトーヨーカ堂が建設協力金、保証金、敷金などの債権保全のため、極度額43億円の根抵当権を設定していた。「CiiNA CiiNA屯田」を運営するOICグループ(本社・川崎市幸区)は、イトーヨーカ堂から建物を賃借している形になる。